Pat McLaughlin

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    Pat McLaughlinパット・マクラフリン

    まず声に惚れる。南部男テイスト溢れる“いなたい”ヴォーカルには、ロックンロール/カントリー/ソウル・ミュージックといった栄養素がタップリ。着古したネルシャツに泥だらけのジーンズといういでたちで、気持ち良さそうにオールド・テレキャスターを鳴らし、武骨な歌を聴かせたパット・マクラフリン。70年代後半より活動する彼は、シンガー・ソングライターというよりはソウル・シンガーといった方がピッタリとくる。
    88年、ミッチェル・フルームをプロデュースに迎え、デヴィット・リンドレー(g)、ジム・ケルトナー(dr)がバックを固めた『Pat McLaughlin』でメジャー・デビューを果たす。その後マイナー落ちしてしまうものの、良質なアルバムを次々とリリースした。現在では、ニューオリンズのルーツ・ロック・バンド、サブデューズのメンバーらと結成したカントリー・ロック・バンド、タイニー・タウンで活動。また、ナンシー・グリフィスをはじめとした様々なアーティスト/バンドのアルバムにゲスト参加している。