オジーが永遠の盟友とともに描いたHM/HRの決定盤『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』
この秋、ヘヴィミュージックの祭典、『OZZFEST』が再び日本にやってくる。1996年から全米各地やヨーロッパで開催、2013年には初の日本公演が2日間に渡って開催されたことも記憶に新しい。その主宰であるオジー・オズボーンは、かつては「生きた鳩の頭を食いちぎった」「ステージ上で生きたコウモリの頭を食いちぎり入院した」といった奇人変人的なイメージばかりが先行したが、近年は『オズボーンズ』でのコミカルなキャラクターで一般層にも親しまれている。本稿で取り上げるのは、そんな彼のソロデビューアルバムにして代表作である『ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説』。ヘヴィメタル/ハードロック史上、5本指に入るであろう名盤だ。