髭男・藤原、ミセス・大森らを迎えKERENMI=蔦谷好位置が作り上げた『1』は2020年の音楽シーンに何を提示するのか
YUKI、ゆず、米津玄師、back number、Official髭男dismなどの楽曲を数多く手がけ、日本を代表する音楽プロデューサーとして知られる蔦谷好位置が、自身のプロジェクト“KERENMI”を本格的に始動させた。先行配信された「ROOFTOPS feat.藤原聡 (Official髭男dism)」を含む1stアルバム『1』には藤原のほか、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、Chara、Salu、Michael Kaneko、高岩遼 (SANABAGUN.)、GOODMOODGOKU、大比良瑞希、玉名ラーメン、奇妙礼太郎、hasamaが参加。現行のオルタナティブR&B、EDM、ヒップホップなどを取り入れたトラック、緻密に構築されたコードワーク、洗練されたメロディラインなどを含め、2020年における最良のポップミュージックとして成立している。既にプロデューサーとして確固たる地位と評価を得ている蔦谷は本作によって、アーティスト/クリエイターとしてのキャリアをスタートさせたと言っていいだろう。