Max Reger

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    Max Regerマックス・レーガー

    後期ロマン派時代に活躍したドイツの作曲家。J.S.バッハ、ベートーヴェン、ブラームスに傾倒し、絶対音楽を旨とした重厚な作風が特徴。リスト=ワーグナー派に敢然と対抗し、オペラは書かず、標題的な音楽も極力避けていた。古い時代の音楽形式を採り入れてはいるが、和声は大胆な転調を繰り返すなど自在で、ロマン派終期の様相を見せている。
    教育者を父としてバイエルンに生まれ、幼くして父からオルガン/ヴァイオリン/チェロを習い、また母からはピアノを学んだ。13歳の時には教会の日曜礼拝でオルガンを担当することもあったという。その後ヴィ−スバーデンの音楽院でピアノ/オルガン/理論を学び、兵役の後ミュンヘンに移り、作曲を本格的に開始。ミュンヘン王立音楽院で作曲やオルガンを教えながら、オルガン作品の作曲家として次第に知られるようになっていった。
    その後、ライプツィヒ音楽院のオルガン科教授やザクセン=マイニンゲン公の宮廷楽長を務めながら、ピアニストとしての演奏旅行や、執筆も行うなど(転調に関する本が有名)、作曲以外の活動にも多忙な生活を送っていた。

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