Mark Turner

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    Mark Turnerマーク・ターナー

    フリーな感覚を大切にしながら、テナーを鼻歌のように吹いてしまう、期待度100万点の若手プレイヤーがマーク・ターナーだ。9歳でクラリネットをはじめ、その後サックスに転向するが、その吹奏感が今の演奏に活きている。そして、もこもこウォーム感溢れる音色で、低音から高温までシッカリ安定した演奏を聴かせてくれるのだ。
    しかし、こんなにリラックスしたサックスは久しぶり。最近の若手ジャズ・メンはラバーのマウス・ピースを用いた鈍角的で温かな音色をもつプレイヤーが多いが、ターナーもそのうちの一人。だが、そのイマジネーション溢れるメロディ・センスは他の追随を許さない。バークリー音楽院に学び、歴史をチャンと踏襲/学習してきているのが、非常によくわかる。『イン・ディス・ワールド』(98年)、『バラッド・セッション』(00年)を聴いてみよう。レスター・ヤング、ジョン・コルトレーン、ジョー・ヘンダーソン……さまざまな巨人の顔がフレーズの中に見え隠れするのだ。
    確かな実力をかわれて、近年ではカインド・オブ・ブルー・バンド(マイルス・デイヴィスの名盤を現代に蘇らせようとするバンド)のメンバーとしても活躍。ジョシュア・レッドマンに続く本格ジャズ・プレイヤーとして更に輝きをましてきた。これからの彼には目が離せないゾ。

    曲・アルバム

    • Really Can't Sing

      2012年01月11日リリース
      アルバム・12曲

      • 1 As You Forgive
      • 2 Really Can't Sing
      • 3 Lost Little Girl
      • 4 Spinnin World
      • 5 The Light Shines On Forever
      • 6 Walk Right In
      • 7 Blood for Oil
      • 8 Love To Be
      • 9 Loco Practice
      • 10 Divine Intervention
      • 11 Gotta Reach Deep
      • 12 All There Is

      Really Can't Sing

    • Don't Wake Me Up

      2011年08月23日リリース
      アルバム・13曲

      • 1 So Sorry
      • 2 Cosmo's Calamity
      • 3 Anymore Anyway
      • 4 Paraclete
      • 5 The Good of the Gun
      • 6 Another Mirage
      • 7 About Time
      • 8 Just One Girl
      • 9 Creatures of Fate
      • 10 Don't Wake Me up
      • 11 Johnny S.
      • 12 Who Sez
      • 13 She's In Heaven Now

      Don't Wake Me Up

    • Taking A Risk! (feat. Christina Cataldo) - Single

      2011年08月05日リリース
      アルバム・1曲

      • 1 Taking A Risk! (feat. Christina Cataldo)

      Taking A Risk! (feat. Christina Cataldo) - Single