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    70年代末期から80年代初頭を賑わせたパンク〜ニューウェイヴだが、その黎明期の多くのバンドは暴力的(というかヤケッパチ)なエネルギーの爆発をポイントに置いていた。そのスピード感はそのままに、そこに知的なヒネクレ加減を加えていくことが第2集団の目指すところとなったわけだが、いち早く覚醒〜デカダンの香りを注入することに成功したバンド。
    ヴォーカリストのハワード・デヴォートは大汗掻きながら熱唱するも、瞳は常にクールで歌詞もなかなかに文学的。バンド・サウンドもソリッドな感触は極めてニューウェイヴ的なのだが、なかなかに耽美なフレージングは「醒めた炎」という当時の宣伝文句がピッタリだ。良くも悪くも、ニューウェイヴ・シーンの中では浮いた存在だったため、プレス受けはおおむね好評だったものの、セールス的には苦戦を強いられていた。(小池清彦)

    Magazineのニュース

    曲・アルバム

    • Concerts, Festivals, Shows and Other Special Events

      2011年08月22日リリース
      アルバム・4曲

      • 1 Every Day In the Valley And
      • 2 Happen Nearly
      • 3 The Visitors Bureau
      • 4 Can Tell You What’s Going On

      Concerts, Festivals, Shows and Other Special Events

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