Leila Josefowicz

超絶技巧と潤い豊かな音色を携え、センセーショナルなデビューを飾ったジョセフォウィッツ。「天才少女」という名を欲しいままにしていたが、彼女も今や20代に入り、若手のホープとして大人のヴァイオリニストへと変貌を遂げつつある。95年、17歳での初来日公演においても、若々しい躍動感にあふれ、またたっぷりとした歌心をもつ演奏を行い、日本の聴衆に深い感動を与えた。同年CDもリリースし、その後はコンサートや録音を重ねるたびに確実に成長を続け、今後の方向性もますます期待されている。
最近はラグタイムなどもこなし、カナダに生まれアメリカで育った彼女の感性が光る演奏——として注目されている。