LONGMAN メジャー1stフルアルバム『Just A Boy』で描くメロディックパンクの王道と可能性
愛媛のライブハウスからメロディックパンク史に新たな歴史を刻むバンドが登場した。男女ツインボーカルバンド、LONGMANだ。彼らのライブは底抜けに明るい。ひらい (Gt/Vo) とさわ(Ba/Vo)による男女ツインボーカルが目まぐるしく入れ替わりながら、疾走感あふれるビートの上をスピーディに駆け抜ける。ネガティブに後ろを振り返ってしまうこともあるけれど、それでも懸命に前へと進もうとする歌詞が、聴き手の心を強く奮い立たせてくれる。2012年の結成以降、そんなふうに熱い歌を届けながら、全国のライブハウスで活動を続けてきた彼らは、昨年(2019年)11月にメジャーデビュー、2月5日に待望のメジャー1stフルアルバム『Just ABoy』をリリースした。今作は、彼らの大切なルーツであるメロディックパンクの王道とも言えるサウンドを軸にしながらも、新しい可能性も見出した意欲作だ。過去と現在、社会と自分自身、ライブハウスとあなた。それぞれの点と点を線でつなぎ、ここから大きな輪を描いていこうとする3人に話を訊いた。