KOUICHI WATANABE

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    KOUICHI WATANABEコウイチ・ワタナベ

    9歳の時にラジオで聴いたカールハインツ・ストックハウゼンやイアン・クセナキスなどの前衛音楽に衝撃を受け、12歳の頃、1台のシンセサイザーとMTRで作曲された『ELECTRONIC MUSIC 1978-1979』。——そして、21年後に制作された『SINEOO-NOISE 2000』では、テレビやラジオの音を無作為にCD-Rで録音してミックスした後、またDATを用いてコラージュするという即興的手法が用いられた。
    後者の作品は、さまざまな思考を巡らせたノイズが主張し、混沌とした空間を構築。しかし、前作の方が遥かに鮮烈で圧倒的だ。少年ワタナベの方に軍配。