Jesse Ed Davis

1828 views

    Jesse Ed Davisジェシ・エド・デイヴィス

    引きずるようなリズム感の武骨で泥臭いギターさばきに惚れた人は多い。70年代には数え切れないほどのセッションで引っぱりダコになり、ポップス・シンガーからシンガー・ソングライターの作品までL.A.で録音されたものには、必ずと言っていいほどクレジットがあるジェシ・エド・デイヴィス。——ネイティヴ・アメリカンのギタリストである。
    もともとはオクラホマ出身。60年代半ばに同郷の先輩、レオン・ラッセルのツテをたどってロサンゼルスに向かい、タジ・マハールのグループに加入。ここで4枚のアルバムに参加した後、いよいよセッション・ギタリストとしての活動をスタートさせる。そうした過程でエリック・クラプトンやジョージ・ハリソンとも親交を深めていき、70年にソロ・デビューするチャンスを掴むことに。クラプトンのバックアップのもとロンドンで録音された1st『Jesse Davis(ジェシ・デイヴィスの世界)』、そして72年には名盤の誉れ高い2nd『Ululu(ウルル)』、翌年には『Keep on Comin'』と着実にキャリアを積み上げ、他にもジョージ・ハリソンの『バングラディッシュ・コンサート』やジョン・レノンのアルバムに参加するなど、セッション・ギタリストとしての評価も飛躍的に高まった。しかし、80年代に入るとパッタリと名前を聞かなくなってしまう。全てが急速にデジタル化していく過程で、彼のような職人は居る場所を次第に失っていったのだろう。そして88年にドラッグのオーヴァー・ドースにより死亡という悲劇的な最期を迎える。47歳という若さであった。

    曲・アルバム

    • Keep Me Comin' (Bonus Tracks Version)

      2009年05月05日リリース
      アルバム・11曲

      • 1 Ching, Ching, China Boy
      • 2 Bacon Fat
      • 3 Jesse Ed Davis Interview
      • 4 Where Am I Now (When I Need Me)
      • 5 Natural Anthem
      • 6 She's a Pain
      • 7 Big Dipper
      • 8 6:00 Bugalu
      • 9 Keep Me Comin'
      • 10 Who Pulled the Plug?
      • 11 No Diga Mas

      Keep Me Comin' (Bonus Tracks Version)

    • Jesse Davis!

      2008年05月27日リリース
      アルバム・8曲

      • 1 Golden Sun Goddess (Single Version)
      • 2 You Belladonna You
      • 3 Crazy Love
      • 4 Washita Love Child (With Eric Clapton)
      • 5 Every Night Is a Saturday Night
      • 6 Rock & Roll Gypsies
      • 7 Reno Street Incident
      • 8 Tulsa County

      Jesse Davis!