James Levine

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    James Levineジェイムズ・レヴァイン

    アメリカの指揮者/ピアニスト。1943年シンシナティ生まれ。10歳でシンシナティ響とメンデルスゾーンのピアノ協奏曲を演奏し、デビュー。ジュリアード音楽院に学び、卒業後はセルに招かれクリーヴランド管の副指揮者を務めた。
    その後、サンフランシスコ・オペラにデビューし、ラヴィニア音楽祭やシンシナティ五月音楽祭の音楽監督も歴任。メトロポリタン・オペラには71年にデビュー、73年に首席指揮者、76年には音楽監督、86年からは芸術監督に就任した。ピアニストとしても活動を続けており、歌手の伴奏や、アンサンブル・ウィーン=ベルリンとの共演などを行っている。
    彼は、指揮者としても室内楽奏者としても、一緒に音楽を創り上げようという姿勢をもっている。それは、カラヤンやトスカニーニといったカリスマでオーケストラを操る指揮者の演奏とは異なり、オーケストラや共演者の自発性を引き出し、伸び伸びとした生気に満ちた演奏に繋がっていく。——その特色は、特にモーツァルトのオペラに強く現れている。