『ラスト・フォー・ライフ』はサヴァイバー、イギー・ポップの原点的アルバム
パンクのゴッドファーザーとしてファンはもちろん、数えきれない多くのロックミュージシャンからリスペクトされ、愛され続けているイギー・ポップ。その伝説はパンクの先駆けと評されたザ・ストゥージズ(1967年結成)から始まるが、イギー・ポップとしての名盤と言えば、後に映画『トレインスポッティング』で使われ、再び話題を呼んだ曲「ラスト・フォー・ライフ」が収録されている1977年に発表されたアルバム『ラスト・フォー・ライフ』だろう。親友、デヴィッド・ボウイとともに制作したアルバムであり、名曲が多いと同時にイギーのヴォーカルが圧倒的に素晴らしいのである。