野宮真貴、ソロアルバムがリイシュー&エッセイ「赤い口紅があればいい」文庫化
昨今は「渋谷系を歌う」と題していわゆる渋谷系の楽曲をCDやコンサートで歌い継いでいる野宮真貴が、そのルーツともいえる、ピチカート・ファイヴ時代初にして唯一リリースしたソロアルバム『miss maki nomiya sings』が、3月20日にリイシューされる。さらに女性に圧倒的な支持を受けたエッセイ「赤い口紅があればいい」が文庫で発売する。
本アルバムは2000年にリリースされたもので、ピチカート・ファイヴの世界進出と同時期にアメリカで活躍した本田ゆか(CIBO MATTO)やテイ・トウワ、野宮のデビューアルバムをプロデュースした鈴木慶一、KISSファン同士として交流のあるHEESEY(THE YELLOW MONKEY)等々、個性あふれるプロデューサー陣によってピチカートとは異なる彼女の魅力を引き出している。
アルバムの約半分はイタリアナポリの沖にあるカプリ島(青の洞窟で有名)でレコーディングされ、当時日本で知る人ぞ知る存在であった「イタリアの渋谷系」モンテフィオーリ・カクテルやVIP200と言った、全世界同時多発なシンクロニシティアーティストたちとコラボを行ったアルバムとなっている。
今回はボーナストラックとして、同時期に録音していた(当時はコンピレーション盤でしか聴くことの出来なかった)入手困難な横山剣とのコラボによる「地球を七回半まわれ」も収録される。
また2月7日には、2016年に発売され増刷を重ねたエッセイ「赤い口紅があればいい」が文庫で発売されることが決定。国内外で多くのファンを持つファッショニスタにしておしゃれカリスマの野宮真貴が、「簡単に美人に見える方法」を惜しげもなく明かし、多くの女性を救った名著がいよいよ文庫で登場する。