<朝霧Jam‘19>、今年もまさに“Jam”な出演者の見どころ
10月12日(土)13日(日)に富士山麓 朝霧アリーナ ふもとっぱらにて開催される<朝霧Jam‘19>まで、あと約1か月に迫った。本稿では、出演アーティストの見どころをおさらいしたい。
昨年に続き、今年もフジロックの会場内で発表された出演者の第1弾ラインナップを目にし、朝霧への参加をその場で決意している人を多く見かけたのも頷ける。すでに第2弾まで出演者発表は済んでおり、くるり、ハナレグミ、Hot Chip、コーネリアスらを筆頭に、ライブに定評がある折坂悠太(合奏)やceroのステージは、未体験の方には特にチェックしてもらいたいアクトだ。VaVaやBIMといった新進アーティストには、この機会にぜひとも出会ってほしい。また、平日の朝7時からNHK Eテレで放送中の知的エンターテインメント番組「シャキーン!」に登場する架空のロックバンド、“ザ・ぶどうかんズ”(メンバーは片桐仁、やついいちろう、中村佳穂ら)は、これが初ライブということもあって目玉アクトの一つである。
▲くるり
▲ハナレグミ
▲Hot Chip
▲コーネリアス
▲折坂悠太
▲cero
▲VaVa
▲BIM
▲ザ・ぶどうかんズ
海外勢で特に気になっているのは、カナダのMen I Trust。朝霧Jamの洗練された澄んだ空気感との相性はきっと抜群、今からあの場で体感したくてたまらない。この直前に行う東京公演はすでにチケットが完売しており追加公演が実施されることからも、期待度は高い。同じくカナダから、ダニエル・シーザー、ケンドリック・ラマー、リアーナらの作品にも起用されるなど実力派は折り紙つきのジャズ・ヒップホップ・バンド、BADBADNOTGOODもはずせない。
▲Men I Trust
▲BADBADNOTGOOD
US勢では、“ポスト・ロバート・グラスパー筆頭株”との呼び声も高いKieferや、Chance the Rapperもそのデビュー・アルバムに参加し、しかもフリー・ダウンロードでリリースされて話題となったJamila Woodsは、この機会に観なきゃ損だと断言できる。
▲Kiefer
▲Jamila Woods
その一方で、マリで結成され主なメンバーはサハラ砂漠周辺で暮らす遊牧民というTamikrestは、2017年に<橋の下世界音楽祭>で初来日を果たして以来の来日公演となる。その雄姿、目の前で観たい! また、いま熱いアジアン・インディシーンからは、タイのSafeplanetが出演する。これほど今年のラインナップも実に多彩で、まさに“Jam”を体現しているが、さらに極め付けのように、世界中のDJ・アーティスト・リスナーに影響を与え続けてきたイギリスを代表するDJであるGilles Petersonの出演も決定している。
▲Tamikrest
▲Safeplanet
▲Gilles Peterson