Georgia Satellites

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    Georgia Satellitesジョージア・サテライツ

    どこからどう見ても、イケてなさすぎる髪型/フェイス/ファッションの3拍子揃ったロックンローラーの集合体、ジョージア・サテライツ。ブギーなノリでロックンロール街道まっしぐら、男臭くいかにもアメリカという国を象徴したバンドである。
    86年に『ジョージア・サテライツ』でデビューを果たし、90年の解散に至るまで、一貫して男気を撒き散らしたサウンド・スタイルを追求。フェイセス/ストーンズ・フォロワーだという外野の声もなんのその、ダンの高揚感十二分なヴォーカルを軸に、ギターのリフがねちっこく響き、パワフルなグルーヴがタテにヨコにと揺さぶりをかける——その、タイトに引き締まったバンド・アンサンブルはボディ・ブローのごとく、じわりじわりと耳をとらえていくのだ。彼らほどBARでのステージが似合うバンドはいないのではないだろうか?
    フロントマンであったダンはバンド解散後、ソロ・アーティストとして活動。ジョージア・サテライツの初期メンバーであったブレンダン・オブライエンをプロデュースに迎え、男臭さに泥臭さを加えたサウンドで(アメリカの)大陸を感じさせてくれるビッグ・スケールな音を轟かせた。