中島みゆき、「糸」「時代」を収録したベスト選曲ライブ・アルバム本日発売
中島みゆきのライブ・アルバムと、最新舞台「夜会工場 VOL.2」の映像商品がリリースとなった。
このライブ・アルバムは、誰もが知る中島みゆきの名曲「糸」「時代」「世情」などを含む全12曲を「歌旅」「縁会」「一会」の3公演からセレクトして収録した、ライブ・ベスト・アルバム。スタジオ音源とはまたひと味もふた味も違う、中島みゆきのライブ歌唱の魅力を感じることができる作品となっている。また初回盤特典DVDには隠れた名曲として知られる「ホームにて」「蕎麦屋」「EAST ASIA」の未公開ライブ映像が収録されているが、その3曲の映像のダイジェスト版が本日公開となったので、そちらも注目してほしい。
Blu-ray&DVDで同時リリースされる映像作品は、中島みゆきのライフワークである「夜会」のダイジェスト・コンサート「夜会工場」を収録したもの。「夜会工場」としては初の映像化ということで、今回は『夜会工場 VOL.2』が収録されている。こちらも非常に貴重なアイテムなので、是非ライブ・アルバムと合わせてチェックしてみてほしい。なお2019年1月30日からは、中島みゆきのライフワーク舞台、「夜会」の新作『夜会 VOL.20「リトル・トーキョー」』が決まっている。
『中島みゆき ライブ リクエスト ‐歌旅・縁会・一会‐』は、中島みゆきの代表作とも言える「糸」「時代」、そして知る人ぞ知る「世情」に加え、「愛だけを残せ」や「夜行」などを収録した、まさにベスト盤とも言える選曲で構成されたライブ・アルバム。これまでに発売された3枚のライブ・アルバム(「歌旅」〈2007〉、「縁会」〈2012~3〉、「一会(いちえ)」〈2015~6〉)に収録されなかった30曲のなかから、珠玉の12曲がセレクトされている。
なかでも「糸」は、誰もが知る中島みゆきの代表曲。Bank Bandのカバーで話題となり、これまでAimer、EXILE ATSUSHI、JUJU、福山雅治、他、数多くのアーティストによってカバーされ、その後、カラオケや結婚式の定番曲になるなど、幅広い世代に愛される1曲となった。また「時代」は、言わずと知れたJ-POPの名曲。今回収録されたライブ音源は、2011年の東日本大震災の後に行われたツアー、『中島みゆき 縁会 2012~3』で歌われたもの。同曲は、震災直後に被災地をはじめ全国のラジオ局に多数のリクエストが寄せられ、多くの人に勇気を与えた。そして「世情」は、『中島みゆき 縁会 2012~3』で27年ぶりに歌われた音源が収録されている。
そのほかライブならではのアレンジが楽しめる「ララバイSINGER~アザミ嬢のララバイ」のメドレー曲や、吉田拓郎のカバーで「唇をかみしめて」が収録されている。カバー曲が自身のアルバムに収録されるのは、初めてのことである。
■初回盤特典DVD収録の未公開ライブ映像
初回盤特典DVDには『歌旅 ‐中島みゆき コンサートツアー2007‐』から、ファン垂涎の未公開映像となる、「ホームにて」、「蕎麦屋」、「EAST ASIA」の3曲が収録されているが、本日、そのダイジェスト映像が公開となった。「ホームにて」は、80年代後半からJR東日本の年末年始のキャンペーンソングとして起用された。また、2012年にロックシンガー斉藤和義のカバーでも話題となった「蕎麦屋」、そして「EAST ASIA」は、同時発売の映像作品『夜会工場 VOL.2』にも収録されている。
■「夜会工場」とは
「夜会」は、1989年からスタートした中島みゆきのライフワークで、本人が、原作・脚本・作詞・作曲・演出、そして主演を務めるという、世界でも例がない音楽舞台である。そして「夜会工場」は、現在舞台演出上の都合により東京でのみ開催されている「夜会」の雰囲気を少しでも楽しんでいただこうと、過去19作品の名場面をダイジェスト・コンサートにしたものである。第1回が2013年に4都市(東京・名古屋・大阪・福岡)にて13公演行われ、続く第2回は、2017年から2018年にかけて4都市(東京・名古屋・大阪・福岡)、全18公演行われている。今作ではこの第2回の『夜会工場 VOL.2』のなかから、2018年1月と2月に東京Bunkamuraオーチャードホールで行われた演奏・演目のうち、本編の全29曲と2篇のポエムが収録されている。
■まさに「夜会」の名場面集!怒涛の29曲と2篇のポエム
1989年の『夜会 VOL.1』から、記憶に新しい2016年の『夜会 VOL.19「橋の下のアルカディア」』までの名場面のダイジェスト版が、今作の『夜会工場 VOL.2』となる。「夜会」を制作している"工場"の現場、まさに「夜会工場」から中島みゆき本人が「夜会」の名場面をナビゲートしていく形でコンサートが進行。1989年に行われた『夜会 VOL.1』冒頭のシーン「泣きたい夜に」からはじまり、ラストを飾る「夜会工場」のテーマ曲「産声」までには、『夜会VOL.11, 12』の「ウィンター・ガーデン」からのポエム2篇も披露している。「夜会」の歴史を名場面で辿る2時間強。最後まで目も耳も離せない作品に仕上がっている。怒涛の歌の渦とともに「夜会」の世界に身をゆだねてもらいたい。