【ライブレポート】ティム・クリステンセン、一夜限りのソロ来日公演で初披露の新曲も
4月3日、クラブチッタ川崎にてディジー・ミズ・リジーのフロントマンであるティム・クリステンセンによる、一夜限りのアコースティック・ソロ公演が行なわれた。過去、母国デンマークにてアコースティック・ツアーが実施されたことはあるものの、こうした単身でのライヴが日本で実現するのは初のこと。ステージ上の光景は、ティム自身とアコースティック・ギター2本のみ、というきわめてシンプルなもの。しかし、これまでに発表されてきた3作のオリジナル・ソロ作品のみならず、2011年にティム・クリステンセン&ザ・ダム・クリスタルズ名義で発表されたアルバムや、ディジー・ミズ・リジーの作品群からもセレクトされた色とりどりの楽曲が配された90分間のライヴは、観る者を少しも飽きさせることのない、音楽的な純度の高い、とても濃密なものとなった。