Cymbalsの傑作『Mr.Noone Special』から考えた、ポスト渋谷系とは(あるいはロックとは)何か?
2月17日、土岐麻子のアルバム『HOME TOWN ~Cover Songs~』がリリースされた。すでに配信されている秦 基博「アイ」、くるり「Jubilee」、スピッツ「楓」などをはじめ数々の名曲をカバーしている他、お笑いタレント、バカリズムを迎えたセルフカバー曲「Rendez-vous in ‘58 (sings with バカリズム)」も話題を集めそうだ。今週の当コラムではそんな彼女が在籍していたバンド、Cymbalsの作品を取り上げる。そう言えば、Cymbals もThe Rolling Stones、Elvis Costello、The Kinksのカバーをしていたなぁ…とか思いつつも、バンド史上チャート最高位を記録した『Mr.Noone Special』をチョイスした。