Cooly's Hot Box

紅一点のメイン・ヴォーカリスト、アンジェラ・ジョンソンを中心とした４人組。97年のシングル「Make Me Happy」はインディーズながらも、クラブを中心に大ヒットとなる。その要因は、粒のハッキリしたビートを骨組みとする、どこかクールな印象のR&Bトラックが、DJ諸氏に使い勝手が良かったためだろう。さらに透明感溢れるヴォーカルも心地よく、楽曲の完成度はかなりのものであった。
そして01年、お待ちかねのフル・アルバム『take it』を発表。先の「Make Me Happy」のような小洒落たR&Bに加え、ひねったリズム・パターンを呈示してみたり、さりげなくボサ・ノヴァやアシッド・ジャズの風味を注入してみたり……豊富なナンバーが愉しめる逸品となっている。