Coolio

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    Coolioクーリオ

    マス・アピールする分かりやすいヒップホップを、とぼけたフリーキー・ラップで聴かせるウェスト・サイド・オールドスクーラー、クーリオ。デビュー・アルバム『イット・テイクス・ア・チーフ』(94年)のファンキー・チューン「ファンタスティック・ヴォヤージ」では、レイクサイドの同名曲を大胆にフィーチャー。続く2nd『ギャングスタズ・パラダイス』(96年)では、スティーヴィー・ワンダーの「楽園の彼方へ」をサビで歌い上げる哀愁ナンバー「ギャングスタズ・パラダイス」や、クール&ザ・ギャングの「トゥー・ホット」をサンプリングしたキャッチーな同名曲を披露。このアルバムで一気にスターダムへとのし上がったと言えるだろう。さらに3rd『マイ・ソウル』(97年)では、ソウルの大ネタ・サンプリングに限らず、クラシックの有名曲パッヘルベルの「カノン」を巧みに使用。クラシック臭の薄いポップなヒップホップ「シー・ユー・ウェン・ユー・ゲット・ゼア」を完成させている。
    その後、このUSウェスト・サイドが誇るパーティ・ラッパーは俳優としても才能を開花。“西のウィル・スミス”と呼ばれるだけあって、ドラマなどで見せるその演技力はなかなかのものらしい。しばらくの間ラッパーとしては活躍の場から離れてしまっていたクーリオだが、06年には、アルバム『ザ・リターン・オブ・ザ・ギャングスタ』をリリース。タイトルからも本気度が伺える同作では、リード・シングル「ギャングスタ・ウォーク」でスヌープ・ドッグとの初共演を果たしている。

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