Claudio Monteverdi

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    Claudio Monteverdiクラウディオ・モンテヴェルディ

    歌劇の様式の発展に大きく貢献した、初期バロック時代最大の作曲家。初期の作品はルネサンス様式を残しているが、宗教音楽/世俗音楽の両分野でバロック音楽の基礎を築いた。イタリアのクレモナ生まれ。クレモナ大聖堂の聖歌隊員を務め、15歳ですでにいくつかの作品を書いている。
    マントヴァに移ってからは、ヴィンチェンツォ1世の宮廷でヴィオール奏者として活躍、その後楽長に昇進。また、マドリガーレやオペラを中心に作曲も行っている。ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長に任命されてからは、衰退の一途をたどっていた合唱隊の建て直しを図り、そのための礼拝用の作曲を数多く行った。そして合唱隊の水準が落ち着いた後は、マドリガーレやオペラの作曲を再開し、またヴェネツィアで開かれた公開のオペラ劇場のために「ユリシリーズの帰郷」「ポッペアの戴冠」など、今日に残るオペラの名作を書き上げたのであった。