Bottle Rockets

アンクル・テュペロ界隈出身のブライアン・ヘネマン率いる４人組。なにかとオルタナ・カントリーの文脈で語られることの多い彼らではあるが、志向するところは、ズバリ王道スタイルのアメリカン・ロック。それも、眉間に皺を寄せてサウンドを捻り出すような類のものではなく、ただ「ひたすら楽しもう！」といった風の直球ロケンロールなのだ。長距離トラック・ドライヴァーや、トラック・ステーションでの恋物語を題材に、普遍的なサウンドを繰り出す。ここまでの定番を開き直って演られると、爽快さで胸が一杯。聴き手はただ、ヴォリュームを最大限にして、彼らの音に身を委ねればよい。