Blatz
1219 views
0
フォロワー
Blatzブラッツ
80年代末から90年代前半にかけて、サンフランシスコ郊外のイースト・ベイを拠点に活動していた男女混成のパンク・バンド。"Blatz"というバンド名は、アメリカで一番安くて一番まずいビールの銘柄から採られたという。それを知れば、91年に<LOOKOUT>から出した最初のレコードの7"EPのタイトル『Cheaper Than The Beer』のニュアンスも、なんとなくわかる。
そのレコードに続いて92年に出したのは、トライブ8とのスプリット7"EP『Stranger Fruit』(後に『Bitches and Brew』というタイトルで再発)。ちなみにトライブ8はレズビアンの人が集まったバンドで、そう考えるとブラッツのリベラルな意識が見て取れる。そして、92年にフィルスとのスプリット・アルバム『A Touch Of Blatz/Filth』を出すが、それからしばらくして解散してしまう。なお、以上のブラッツの全音源は、フィルスと2枚組CD『The Shit Split』で聴ける。
ブラッツの特徴は、女性と男性がヴォーカルをとる部分や徹底して粗削りなパンク・サウンドにある。とにかくこれぞパンク! というべき生硬っぷりなのだが、特に脳天を突き抜ける女性シャウトは凄まじく、思わず震えてしまうのだ。そして、グリーン・デイやランシドと同じベイ・エリアのパンク・シーンを根城にしていたことも重要で、ブラッツ分裂後もその絆は続いている。たとえば解散後にドラムのジョーイがやっているデッド・アンド・ゴーンのアルバムを、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングがエンジニアで録音したのであった。 (行川和彦)
そのレコードに続いて92年に出したのは、トライブ8とのスプリット7"EP『Stranger Fruit』(後に『Bitches and Brew』というタイトルで再発)。ちなみにトライブ8はレズビアンの人が集まったバンドで、そう考えるとブラッツのリベラルな意識が見て取れる。そして、92年にフィルスとのスプリット・アルバム『A Touch Of Blatz/Filth』を出すが、それからしばらくして解散してしまう。なお、以上のブラッツの全音源は、フィルスと2枚組CD『The Shit Split』で聴ける。
ブラッツの特徴は、女性と男性がヴォーカルをとる部分や徹底して粗削りなパンク・サウンドにある。とにかくこれぞパンク! というべき生硬っぷりなのだが、特に脳天を突き抜ける女性シャウトは凄まじく、思わず震えてしまうのだ。そして、グリーン・デイやランシドと同じベイ・エリアのパンク・シーンを根城にしていたことも重要で、ブラッツ分裂後もその絆は続いている。たとえば解散後にドラムのジョーイがやっているデッド・アンド・ゴーンのアルバムを、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングがエンジニアで録音したのであった。 (行川和彦)
曲・アルバム
The Shit Split Double CD
2008年04月29日リリース
アルバム・31曲- 1 Nausea
- 2 Hate
- 3 Dolly
- 4 Roadkill
- 5 Fuk New York
- 6 Fuk Shit Up
- 7 Berkeley Is My Baby (And I Wanna Kill It)
- 8 Fuk Shit Up
- 9 Dear Fuck
- 10 Lullabye / Chuck
- 11 Freedom
- 12 Scarred for Life
- 13 Violence As a Solution
- 14 California
- 15 Cockroach Cafe
- 16 Night of Rage
- 17 I Don't Care About You
- 18 Today's Lesson
- 19 Homemade Speed
- 20 You Are Shit
- 21 1990 Demo Tape
- 22 The List
- 23 Lullabye
- 24 Buttshits
- 25 Hustler
- 26 Learning How to Smile
- 27 Blatz to the Future
- 28 Filth
- 29 Banned from the Pubs
- 30 WW3 & Live / Demo Soundcollage
- 31 Lust for Glory
The Shit Split Double CD