Bedrich Smetana

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    Bedrich Smetanaベドルジヒ・スメタナ

    チェコ近代音楽の父。1824年生まれ。高校進学のため移住したプラハにおいて、リストの演奏に感銘を受けたのがきっかけとなり、卒業後は住み込みの音楽教師をしながら、音楽理論や作曲法のレッスンを受けた。当初はピアニストとしての知名度が高かったが、61年、プラハ独立運動の音楽的スポークスマンとして大活躍したことにより、作曲家としても知られるようになった。その後は新設されたチェコの国民大劇場のためのオペラを多数書いたり、この劇場の首席指揮者の地位を務めるなど多岐にわたって活動したが、50歳で聴力を失った後は、隠遁生活を送りながら作曲一筋に余生を送った。チェコの民族色を絶妙に織り交ぜた作風が特徴で、特に交響詩「わが祖国」の第2曲「モルダウ」や、「売られた花嫁」などが名高い。