Barney Kessel

4214 views

    Barney Kesselバーニー・ケッセル

    「生音がぁ一番、エレキなんざぁもってのほか」と頑固屋で一本気なジャズ・ギタリスト。ギターでバップを最初に奏で、47年にチャーリー・パーカー(as)のレコーディングに参加。彼と互角に渡りあってからというもの、時代がどう流れようが生ギター一本さらしにまいて生きてきた(古いけど……)。シングル・ノートでメロディ弾かせりゃ、ホーンにも負けないブッとい音で、♭5th/♭9th出まくりのブルージー・バップ・フレーズを弾きまくる。コードを引かせりゃビッグバンドばりの4度がさね重厚和音でスウィングしまくり。常に正攻法でジャズに挑んできた男なのだ。
    そんな彼をまわりのジャズ・メンはほっとくわけがない。51年にはオスカー・ピーターソン(p)のトリオに参加。そこでレイ・ブラウン(b)との親交も深まり、57年に名盤『ザ・ポール・ウィナーズ』を彼とドラムのシェリー・マンとのトリオで発表。ウエスト・コーストを代表するアルバムになる。70年代には、同じ道をいく仲間であるハーブ・エリス、チャーリー・バード(共にギター)とグレイト・ギターズを結成。巷のフュージョン・ブームを尻目にどこまでもアナログにこだわった。
    16歳の時に出会ったチャーリー・クリスチャンを尊敬し、そのスタイルを守りつづける伝統継承主義の彼は、まだまだ“バップの生き証人”として活躍している。

    曲・アルバム

    • Live at the Jazz Mill 1954 (Live)

      2016年08月12日リリース
      アルバム・1曲

      • 1 Get Happy

      Live at the Jazz Mill 1954 (Live)

    • Plays the American Songbook

      2016年04月15日リリース
      アルバム・1曲

      • 1 April in Paris

      Plays the American Songbook

    • Jazz Masters: Barney Kessel & Friends

      2016年03月25日リリース
      アルバム・2曲

      • 1 Salute to Charlie Christian
      • 2 Begin the Blues

      Jazz Masters: Barney Kessel & Friends

    • To Swing or Not to Swing

      2016年01月21日リリース
      アルバム・1曲

      • 1 Begin the Blues

      To Swing or Not to Swing

    • Easy Like

      2016年01月21日リリース
      アルバム・2曲

      • 1 April in Paris
      • 2 Salute to Christian

      Easy Like