アンビシャス・ラバーズの『グリード』は音楽が向かうべき先を決定付けた名盤!
70年代後半、ノーウェイヴ派としてパンクのエッセンスを凝縮したすごいコンピ作『ノー・ニューヨーク』、80年代前半にはフェイクジャズというジャンルを生んだラウンジ・リザーズのデビュー盤、そして80年代後半に本作と、ロック史においての重要作3枚に関わったミュージシャンがアート・リンゼイだ。彼は単にミュージシャンという枠には収まらず、常にアーティスティックに音楽と向き合ってきた。今回は88年にリリースされた、アンビシャス・ラバーズ名義の大名盤『グリード』を紹介する。