Aram Il'yich Khachaturian

1903年アルメニア生まれのソヴィエトの作曲家。指揮者としても名高い。
19歳でモスクワのグネシン音楽学校に入学、チェロと作曲を学び、モスクワ音楽院に進み、ミヤスコフスキーに師事。卒業制作の交響曲第1番で脚光を浴び、ピアノ協奏曲や、オイストラフに捧ぐヴァイオリン協奏曲でさらに名声を高めた。
バレエ音楽「ガイーヌ」（中でも「剣の舞」は特に有名）に代表される、華麗で情熱的、加えてリズミカルな彼の作品は、アルメニアの民族音楽を素材に、ヨーロッパ的な作曲技法で表現された個性の強いものとなっている。