Alison Moyet

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    Alison Moyetアリソン・モイエ

    61年6月18日、イギリスのエセックス生まれ。エレポップ・ユニット、ヤズー解散後、83年よりソロ活動を始める。ヤズー時代にもそのブルージィな歌声で絶賛を一身に集めていた女性ヴォーカリストだ。
    アリソン・モイエはデビュー・アルバムである『Alf』(84年)で、早々にアルバム・チャート第1位を獲得。ドラマティックでめりはりの利いたシンセ・サウンドと広がりのあるたくましい歌声で、以降、多くのシングル・ヒットも輩出している。85年にはそれまでの路線から一変して、ジョン・アルトマン率いるジャズ・バンドとツアーへ——。そのツアー中にも演奏されたビリー・ホリディのカヴァー「That Ole Devil Called Love」はUKチャート第2位を獲得し、これが彼女最大のヒット曲となった。
    『ライヴエイド』でのポール・ヤング共演を最後に、出産と離婚のためしばらく音楽シーンから姿を消すが、87年には「Is this Love?」で復活しチャート3位を記録。だが、出産と自身の才能に対する自信喪失がきっかけとなり、再び活動を休止し91年に活動再開。3rdアルバム『Hoodoo』(91年)は、それまでの音楽性とは異なる新境地を切り拓いた芸術的作品となったが、商業面での結果は芳しくなく、ゼロからの出発を強いられる結果となってしまった。しかし、彼女の懐かしいヒット・ナンバーの数々が収録された『Singles』(95年)はアルバム・チャートのNo.1を記録し、『No Overdubs』(96年)、『The Essential』(01年)と、現在もコンスタントにアルバムを発表している。大地に根ざしたような、深く強いシルキー・ヴォイスは未だ健在である。

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