Alban Berg

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    Alban Bergアルバン・ベルク

    第2次ウィーン楽派として、シェーンベルク、ウェーベルンと並び12音技法を確立、20世紀の音楽史に決定的な影響を与えた作曲家だ。
    1885年オーストリア生まれ。裕福な家庭に育ち、オペラ鑑賞を通じて音楽に目覚めた。15歳頃から独学でシューベルトやシューマンに習った歌曲を作曲している。1904年よりシェーンベルクに師事し、無調的技法を学ぶ。12音音列を基礎にした作風を展開したが、彼の場合は本質的にロマン派的、叙情的な体質をもち、常に調性音楽との融合を考えながら12音技法が用いられており、西洋音楽の伝統からは離れていない。作品の数は少ないが、全てが現代音楽の傑作であるといえよう。