19の1stアルバム『音楽』の歌詞とサウンドは堂々たるロックだ!
1990年代後半、世紀末も押し迫った時期。CDバブル絶頂期でもあったこの頃、“ネオフォーク”や“ニューフォーク”と呼ばれたジャンルがあった。19はそのカテゴリーで人気を博したデュオ・グループである。2ndシングル「あの紙ヒコーキ くもり空わって」で大ブレイク。5枚目のシングル「水・陸・そら、無限大」がシドニーオリンピックの日本代表選手団公式応援ソングになるなど、その活動期間中、彼らは間違いなく邦楽シーンの頂点を彩った。そんな19の音楽性をデビューアルバム『音楽』で検証してみた。