紫雨林

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    紫雨林ジャウリム

    ヒップホップ主流のK-POP(韓国音楽)シーンにおいて孤軍奮闘するロック・バンド。95年より別名義で活動していたが、97年に「紫雨林」の名でメジャー・デビューを果たした。
    彼らの魅力はなんと言っても紅一点のヴォーカリスト、キム・ユナの圧倒的な存在感である。その涼しげな美貌からは想像すらできない太く伸びやかな声で、オーソドックスなアメリカン・ロックから流麗なメロディ・ラインで聴かせる大陸的なバラードまで歌いこなす。
    00年、韓国歌謡界の大御所、キム・ゴンモのオープニング・アクトとして初来日。観客の大多数がキム・ゴンモ目当てだったにもかかわらず、地道なライヴ経験で培われた満点のステージ度胸で観客の心をつかんだ。01年夏には『GLAY EXPO 2001』に出演し、その名を一般的に知らしめることになった。そして01年9月、単独では初の日本盤リリースとなるアルバム『JAURIM』(ベスト・セレクション)を発表。——"大韓ロック"とも呼ばれる骨太な韓国ロックの系譜では括れない、新世紀の東アジアのロックを呈示してくれるバンドとして期待される。

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