石田音人

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    石田音人イシダネヒト

    石田音人は、日本の伝統楽器胡弓に新風を吹かせている注目のアーテイストである。オーケストラとの共演、海外演奏など、胡弓のソロ演奏者として多彩な音楽活動を展開。民謡を取り上げてオリジナルな解釈を示したかと思えば、オーケストラと一緒にシルクロードの映像が思い浮かぶような壮大なる音風景を描き出す。——その哀愁に満ちた旋律は、日本人の琴線を必ずや刺激するだろう。
    現在は、6種類の日本の胡弓(哀愁ある音色の小胡弓、表現力を広げた大胡弓、沖縄胡弓クーチョー、大正時代の幻の低音胡弓玲琴、音域を広げた四弦大玲琴、徳川家に伝わる雛胡弓をモデルに製作した雛胡弓)を奏で、さらに、胡弓の弓に篠笛を仕込んだ弓笛を開発、石田音人の胡弓のオリジナルの世界を広げている。
    07年春、『星の道』『堤/胡弓弾きの序章』『龍刻の峰へ』に続く4枚目のアルバム『碧い風となって』をリリース。これは玲琴のCDアルバムとしては日本初である。