照屋林助

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照屋林助テルヤリンスケ

りんけんバンドのリーダー・照屋林賢の父親として有名だが、沖縄島唄界ではビッグネームの一人である。
29年、多くの沖縄人が移住していた大阪で生まれるが、後に家族で沖縄へ帰る。父・林山は琉球古典音楽の一派、野村流音楽協会の会長。その一方で人を笑わせることが大好きだった林助は、漫談家・小那覇舞天に師事した。そして、古典音楽と演芸という、二つの要素が林助の才能を開花させる。58年、前川守康らと歌謡漫談グループ「ワタブーショウ」を旗揚げ。三線にエレキギターやコンガなどを大胆に取り入れ、民謡のみならずジャズやラテンなどで替え歌を繰り出し、米軍政下の沖縄で多くの人々を笑わせた(林助の「ワタブーショウ」は、『ウンタマギルー』『パイナップルツアーズ』といった映画で見ることができる)。
替え歌で多くの人を笑わせるには、元ネタに対する幅広い知識が必要だ。林助は沖縄文化の研究にも熱心で、現在は自らを「コザ独立国大統領」と名乗り精力的に活動している。——若いアーティストが多く輩出される地にあって、林助こそ沖縄ポップ・カルチャーの体現者と言ってよいだろう。

照屋林助のニュース

曲・アルバム

  • てるりん 照屋林助作品集

    2000年10月21日リリース
    アルバム・14曲

    • 1 あやかり節
    • 2 かてーむん
    • 3 恐るさ物の見い欲さ物
    • 4 里帰り
    • 5 くがり節
    • 6 林助の沙汰ン成ラン呉屋主
    • 7 ククラキ節
    • 8 ベールベール(いやよいやよ)
    • 9 ダンク節
    • 10 村はじし
    • 11 なんちち節
    • 12 裏座小
    • 13 出船の唄
    • 14 年中行事口説

    てるりん 照屋林助作品集

  • 平成ワタブーショー スマイル~沖縄の笑い

    1998年03月05日リリース
    アルバム・17曲

    • 1 あやかり節
    • 2 命果報 (ぬちがふー) ゆんた
    • 3 みるく加那志 (かなし) [弥勒加那志]
    • 4 話芸“笑い、もう一つの理由”
    • 5 助けて給 (たも) れ
    • 6 かてえむん
    • 7 話芸“うたは、デンサ節から”
    • 8 話芸“南洋は誰も急がない”
    • 9 話芸“浦島太郎が辿り着いた島”
    • 10 多良間 (たらま) よんしー [多良間諸島での実況録音]
    • 11 話芸“「人道」とは人が通る道のこと”
    • 12 いぇー鳥 (がらさー)
    • 13 話芸“堅物の話”
    • 14 国頭 (くんじゃん) サバクイ [国頭捌理]
    • 15 話芸“笑いと恐怖”
    • 16 旅だより
    • 17 話芸“「ギブ・ミー」して何が悪い”

    平成ワタブーショー スマイル~沖縄の笑い

  • 平成ワタブーショウ 沖縄チャンプラリズムの神髄 2

    1996年09月21日リリース
    アルバム・5曲

    • 1 テルリン流・職業口説 (くどち) [ボーナス・トラック]
    • 2 沖縄の笑い芸 挿入歌 a)石川かぞえ唄 b)舞天 (ぷーてん) 先生の職業口説(くどち) c)テルリン流・職業口説(くどち)
    • 3 すべて黒潮のお陰 挿入唄歌:ヨサコイ節
    • 4 三線 (さんしん) は遊びの道具 挿入歌:沖縄飯米節
    • 5 不死不滅のハンドー小 (ぐゎー) 挿入歌:チャームチリ

    平成ワタブーショウ 沖縄チャンプラリズムの神髄 2

  • 平成ワタブーショウ 沖縄チャンプラリズムの神髄 1

    1996年07月21日リリース
    アルバム・4曲

    • 1 ユクシムニーはユクシムニーか 挿入歌:むる判らん
    • 2 山入りの呪文 a)テルリン流・山入りの呪文 b)マーニンネーラン
    • 3 鯨糞 (くじらぐす) は最高の貢ぎ物 [うさぎむん] カミダーリユンタ
    • 4 チャンプルーの由来 挿入歌:生き返り節

    平成ワタブーショウ 沖縄チャンプラリズムの神髄 1

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