中島みゆきの音楽プロデューサー瀬尾一三が名曲「糸」の編曲の全貌を語った「ほぼ日の學校」が公開
動画サービス「ほぼ日の學校」で「糸」のアレンジが生まれるまでの全貌を、中島みゆきの音楽プロデューサー・瀬尾一三が語った授業が公開された。
2月2日に発売した中島みゆきの最新アルバム『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』には13年ぶりに披露された「糸」が収録されている。2004年のBank Bandのカバーから話題となり、これまでAimer、EXILE ATSUSHI、クリス・ハート、JUJU、福山雅治、平原綾香、他100を超えるアーティストがカバーしている名曲だ。
「ほぼ日の學校」は、「人に会おう、話を聞こう。」をコンセプトに、谷川俊太郎をはじめ、林真理子、三谷幸喜、笑福亭鶴瓶、など作家や芸能の文化人からスポーツ選手、料理人他、様々な分野の方が講師として登場する「人から学ぶ場」。前後編の2回に分けて、『中島みゆき「糸」のアレンジが生まれるまでー裸の曲に服を着せる瀬尾一三の仕事とは』と題して授業が公開。
授業では「糸」のアレンジだけに話は留まらず、今まで語られることがなかった中島みゆきの超絶な一発同録レコーディングについて克明に語られている。また自身の体験を通して語られる編曲家、音楽プロデューサーについて、さらには「不完全なもの」が心をゆさぶるヒットの神髄にまで話が及んでいて実に濃い内容となっている。(有料サイト:1か月の無料体験)
2022年で中島みゆきとのコンビが34年目を迎える瀬尾一三。授業の中では2月2日にリリースされ現在ロングヒット中の『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』の作品にも触れている。
この作品は本来、ツアーの後半に予定されていたライブ本番が残念ながらコロナ拡大の前に実現せず、奇跡的に本番同等の機材を使用し確認用で録音していた公演音源の全てを後に、瀬尾がチェック、十分リリースできると判断しスタジオ作業を行い、最終的に今回の全21曲完全収録のアルバムとなった。