古関裕而と妻・金子が合作した幻の作品がを発見、2枚組2作でリリース
2020年のNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとなった日本を代表する作曲家の古関裕而が作曲し、妻の金子が作詞した作品が発見され、9月29日に発売されるCD「古関裕而秘曲集」の中に収録されることが発表された。
今回発見されたのは「エメラルドの丘」という作品で1969年(昭和44)に伊豆の宅地分譲地の宣伝歌として作られ三鷹淳によって録音されたが、一般発売されず関係者に配られただけだったために存在が忘れられていた。今回CDの制作にあたり、資料を整理する過程でレコード会社にマスターテープが残っていることがわかった。レコード作品としては現在確認される唯一の夫婦合作である。
古関裕而はヒット曲のみならず、全国各地のご当地ソング、多くの企業、団体、学校などから作曲を依頼されたものなど、生涯に約5000曲の作品を残した。古関の優れた歴史的価値のある貴重な作品を集めたCD「古関裕而秘曲集」2タイトルが同時発売され、ジャケットには古関が描いた山のイラストを使用した。「エメラルドの丘」はプレミアム編に収録される。