土岐麻子が語る充実の現在地。そして20周年を前に独立の道を選んだ理由とは
来年2024年にはソロ活動20周年を迎える、シンガー・土岐麻子。これまでフル回転で毎年のように作品を生み出し続けながら、近年ではTENDREやDeep Sea Diving Clubといった年下世代から、SKYE(鈴木茂、小原礼、林立夫、松任谷正隆によるバンド)をはじめとする錚々たるベテラン勢まで、様々なアーティストとの共演・共作を果たし、作詞や文筆といった自身の歌手活動以外のフィールドでも活躍を続けている彼女だが、実は昨年の時点で長年所属したレーベルと事務所を離れ、独立の道を選んでいたという。一体その選択は何をもたらすためだったのか、実際に何が変わったのか、変わろうとしているのか。初めて自身で企画から手掛けたツアー開催を前に、その真意と現在の心境を訊いていく。