愛八

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    愛八アゲハチ

    なかにし礼の直木賞受賞作品『長崎ぶらぶら節』。00年には、監督・深町幸男、主演・吉永小百合、渡哲也という豪華キャストで映画化が実現、大きな話題をよんだ。で、この愛八(あげはち)とは小説のモデルになった実在の女性である。明治から大正時代にかけては長崎丸山芸者として活躍。大正後期より、学者・古賀十二郎と共に、埋もれてしまった長崎民謡の探求/発掘に乗り出す。そして昭和6年、その素晴らしさを後世に伝えるべくSP盤「ぶらぶら節/浜節」を発表した。
    レコーディングから70年あまりの時が経過した00年、CD復刻盤「長崎ぶらぶら節」がリリース。正直、民謡のことはよく解らないが、十二郎と愛八の長崎歌に対する熱意は何となく伝わってくる。