「愛知県芸術劇場」芸術監督・勅使川原三郎の就任記念公演『白痴』上演レポート
「愛知県芸術劇場」における初めての芸術監督として2020年4月に就任した、世界的に活躍するダンサーで振付家、演出家の勅使川原三郎。その就任記念シリーズ公演の第一弾が、去る7月17日~19日の3日間に渡り、同劇場小ホールにて開催された。当初は3月にも芸術監督就任記念プレ事業として、ダンス・コンサート『三つ折りの夜』(ダンサーの佐東利穂子、ヴァイオリニストの庄司紗矢香とのコラボレーション作品)を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響により残念ながら中止となってしまった。以降、約4ヶ月に渡って大半の公演が中止や延期となり、奇しくも、もともと予定されていたこの就任記念シリーズ公演が自主事業再開の先陣を切ることとなった。