姿月あさと30周年記念公演に和央ようか、松崎しげるが駆け付け祝福
宝塚歌劇団宙組初代トップスターの姿月あさとが初舞台から30周年を記念し、東京・EX THEATER ROPPONGIにてコンサート<姿月あさと 30th Anniversary Concert 〜秋桜(コスモス)〜>を開催。ゲストに共に宙組を支えた和央ようか、シークレットゲストに事務所の先輩歌手でもある松崎しげるを迎えての豪華な公演で満員の会場を盛り上げた。
「私はいろいろな素晴らしい歌や人と共に歩んできた」と話す姿月は第1部では「Sing」やオリジナルの歌詞を乗せて歌った「マイウェイ〜Dear my Friend〜」を熱唱。彼女の芸能生活に寄り添う音楽や仲間の大切さ、またその出会い一つ一つを大切にしているという気持ちが伝わる構成になっていた。
その大切な仲間として登場したのが和央ようか。「自由と抑制〜『激情〜ホセとカルメン』より〜」と「You are my own (FATHER/SON)〜「Phantom」より〜」を披露した。退団後は歌ったことがないというこの楽曲に、客席も大きな歓声を送っていた。迫力のある2人の歌声で魅了する一方、仲の良さがうかがえるトークでも会場を盛り上げた。退団公演では付き人のように和央が支えたというエピソードでは「本当にありがとうね」と改めて感謝の気持ちを伝えていた。「歌うのは楽しいけれど、曲が始まると終わってしまうのが悲しい」という姿月は和央と抱き合い、ここでも大きな拍手が起こる。