過剰にオリジナル、高濃度にキャッチーなオワリカラの10年を一望するベストアルバムをタカハシヒョウリ(Vo、Gt)が語る
ダンスロックでもありポストパンク的でもあり、ジャズもファンクも感じさせるバンドアンサンブル。オワリカラのサウンドは、フロントマンで作詞作曲を手掛けるタカハシヒョウリが、70年代の洋楽や歌謡曲が持っていたチャレンジングで力技な側面からの影響を受けながら、他に類を見ない不思議な化学反応を起こし続けて来た。結成10周年を機にリリースするベストアルバム『OWARIKARA BEST OF CULT 2010~2018 ~オワリカラの世界~』は、5枚のフルアルバムから各3曲と目下の最新曲「ラブリー」を収録した、“なんかずっと気になってるんだけど、どこから入ったらいいんだろう?”というリスナーには絶好の入門盤。サブカルマスター、タカハシに(当たり前だが)今回は自分のバンドの話をしてもらうとしよう。