五島良子

90年にデビューを飾り、00年までに７枚のアルバムをリリース——その全てにおいてソウルフルな歌声を披露している五島良子。一口にソウルといっても、昨今のディーバ系のように我を前面に押し出すタイプではなく、しっとりとアダルトな雰囲気を醸し出す歌唱が心にジンワリ染み込む。R&Bとジャズの皮膜を縫うような表現力が素晴らしいのだ。
そんな五島のヴォーカルは高い支持を得て、電気グルーヴ／ヒックスヴィル／かの香織／鈴木祥子など、ジャンルの垣根を越えたアーティストの作品にもフィーチャーされている。