【ライブレポート】山崎ハコがギタリスト・安田裕美を偲ぶ<安田裕美の会>を開催「今日が最後の共演だと思ってステージに立ちました」
シンガーソングライターの山崎ハコが、2020年7月6日に逝去した、不世出のギタリスト・安田裕美(享年72歳)を偲ぶ<安田裕美の会>を、7月4日に東京・原宿クエストホールにて行った。
同コンサートは、公私ともにパートナーであった山崎が、「あの優しいギターの音色と音楽が溢れる1日にしたい」という想いで企画した公演。昼の部には100名のミュージシャンや音楽関係者が来場し、夜の部には300名のファンが訪れ、アコースティック・ギターのトッププレイヤーとして名を馳せた安田を偲んだ。
また、在りし日の安田の写真やライブ映像などを公開したほか、山崎のライブでは、実際に安田が編曲し演奏した「縁」、「横浜から」、「ごめん・・・」など5曲を披露。2020年1月ぶりとなるライブに対し、「今回のライブで使う写真を選んでいるとき、何度も思い出して泣いていましたが、いつも横にいた彼と今日が最後の共演だと思ってステージに立ちました」とコメントした。
続けて、「これまで歌ばかりやってきたので、人生を豊かにするために様々な舞台やお芝居を見て疑似体験してきましたが、これからは旦那さんをなくした方の気持ちもわかるようになるかなと思います」と、故人を偲んだ。