下山淳

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下山淳シモヤマジュン

83年に休止中のルースターズ(伝説のビート・バンド/九州出身)の別ユニットであった"1984"に参加したことをきっかけに、正式メンバーとして加入。音楽的な変化のめまぐるしかったルースターズ中後期サウンドを支え、華麗なるプレイを見せつけたことで名高いギタリスト/コンポーザー。また、泉谷しげるのLOSERや、フロントの大江慎也を除く元ルースターズのメンバーで結成されたROCK'N ROLL GYPSIESへの参加、ホッピー神山とのプロジェクトであるTHE RAEL及び60/40結成、その他プロデュースやアレンジなど多岐にわたる活動を続けている。
常にフロントではなくNo.2の恰好よさを追求してきた下山淳だが、ついに99年——初のソロ・アルバムを5年の歳月をかけて完成させた。しかも今までのたまりにたまった創作衝動が堰を切ったかの如く、アコースティック・ヴァージョンの『Living on the borderland』とエレクトリック・ヴァージョンの『Monkey Night』の2枚を同発。深遠な森のような音景を描くアコギ・パートも涙モノだし、KYON/池畑潤ニ/仲野茂/岡野ハジメ/湊雅史といった日本のロック・シーンを形成してきたメンツがバックアップするエレキ・パートもその熱量が凄まじい。
超絶技巧やワールド・ミュージックにまで及ぶ音楽の振れ幅も圧巻だが、とにかく下山のプレイは「ギターに愛された男」にしか繰り出せないものである。

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