パスホリ、【パスホリ】アクアリウムにはまり、活動そっちのけ?!会場限定発売のワンコインCDは、アクアリウムナンバー??
なまら系バンド「パスホリ」。ワンマンライブは、なんまら無謀??
会場限定発売のワンコインCDは、アクアリウムナンバー??
みずからを"なまら系"と名乗るビジュアル系バンドの「パスホリ」。"なまら"とは、北海道の方言で「とても」「すごく」という意味。札幌のビジュアルシーンを牽引するバンドとして活動。その成果と自信を胸に、現在は東京に拠点を移している。
3月に、シングル『キスの法則』をリリース。現在も、数多くのイベントライブへ出演し、東京のみならず積極的に地方へも足を運びライブ活動中。そのパスホリから、嬉しいニュースが届いた。
一つ目が、ヴォーカルTaki.の誕生日である8月3日に、東京では二度目となるワンマンライブを高田馬場AREAで開催する。この日の公演を「Taki.聖誕祭」と命名。彼自身の誕生日を祝いつつ、パスホリの今後を占うワンマンにもしていくそうだ。
二つ目が、同日より、会場限定ワンコイン(500円)シングル盤のリリースが決定。自宅でのアクアリウム(大きな水槽の中での水性生物の飼育設備)作りに没頭し、長く作曲活動を忘れていたギターのかなた。が作曲を担当。メンバーいわく、「今回のワンコンインCDのキャッチフレーズが、"アクアリウムの環境作りにはまり、『ヤドカリボーイ♂』以来一切楽曲を作ってこなかった、かなた。待望の新作"」(Taki.:Vo)とのこと。パスホリのメインソングライターの一人でありながら、趣味で始めたアクアリウムに熱中。バンド活動そっちのけで没頭し続けていたようだ。最近、ようやく水槽内の海水の状態が整い、魚たちの過ごしやすい環境が生まれたことから、ふたたび精力的に作曲活動を行っている。現在制作中のワンコインCDに収録する楽曲も、かなた。の趣味が反映された「アクアリウムナンバー」になるらしい(謎だ)。
現在、首都圏を中心に、地方でも積極的にライブ活動を行い続けているパスホリ。8月3日に高田馬場AREAで行う2ndワンマンライブは、これまでの歩みを集約させつつ、その先のパスホリの姿も投影した内容になりそう。
みずから「なまら系バンド"パスホリ"」と名乗るよう、「なまら系」とは何かを確かめる意味でも、まずは、身近に行われているライブに足を運んでは如何だろうか??
最後に、彼らのミニインタヴューを掲載しておこう。
ワンコインCDはアクアリウムスピリットを詰め込んだナンバー!!――パスホリは、「なまら系」というスタイルを標榜しています。これは、どういう意味なのか説明お願いします。
祈里 パスホリは、メンバー全員が北海道出身の北海道育ち。パスホリを結成したのが札幌なら、上京するまでの間ずっと札幌を拠点に活動を続けてきました。しかも、札幌では定期的にワンマン活動を行えるまでの結果を作り上げたうえで、満を持しての東京進出。今は東京を中心に、全国各地に足を運びながらライブ活動を行っているんですけど。「なまら」というのは、北海道弁で「とても」や「すごく」など「最高」の意味を現す言葉なんですね。僕らパスホリは、「北海道のバンドというプライドを背負って」活動していることから、自分たちのことを「なまら系」と呼んでいます。
――Taki.さんの誕生日当日となる8月3日に「Taki.聖誕祭」と掲げ、高田馬場AREAで上京後二度目となるワンマンライブを行うことを発表。この日より、会場限定ワンコインCDの販売が始まることも告知されました。
Taki. 今年は、メンバー全員の「聖誕祭」を行い続けてきました。先に開催した3人のときはすべて主催ライブ(SATsukiの聖誕祭は5月21日に渋谷ルイードK2で開催)だったことから、今年ファイナルを飾るメンバーの「聖誕祭」ということで、最後はワンマンに決めました。上京後初めてのワンマンから8ヶ月を経て。その間にも、シングル『キスの法則』のリリースや、イベントを通し全国各地をまわってきたし、これからもまわることから、今の経験をさらに大きな飛躍のきっかけにしようと、まずは8月3日に行う2ndワンマンライブを一つの集大成の場として捉えています。しかも、その日を皮切りに、次の展開へ進んでいくためにと、新しい可能性を予感させる楽曲を、あえて「会場限定発売によるワンコイン(500円)シングルCD」として出すことを決めました。作曲は、かなた。が担当。今回のワンコンインCDのキャッチフレーズが「アクアリウムにはまり、『ヤドカリボーイ♂』以来一切楽曲を作ってこなかった、かなた。待望の新作」なんですよ。
かなた。 ようやくアクアリウム内の海水の状態も落ち着き、魚たちも暮らしやすい環境になったので、そろそろ作曲へ向かおうかなと。アクアリウムって、魚たちの住みやすい環境を作りあげるまでにもの凄い時間と手間とお金がかかるんですよ。だから、生半可な気持ちでは出来ないこと。やろうと思ってる人がいたら、しっかり覚悟を背負って始めるべきです。新曲はアクアリウムに繋がる面があるように、その経験は、しっかりパスホリの中へ活かされていますから。
SATsuki 僕もアクアリウムビートを刻めば、メンバーもみんな、かなた。の持つアクアリウムスピリットを継承して表現しようと思っていますからね。
――「2ndワンマンへ向けての意気込み」もお願いします。
祈里 高田馬場AREAはビジュアル系バンドが目標とすべき聖地。僕らも、イベントを通して初めて高田馬場AREAのステージに立ったときは、このうえない喜びを覚えていました。そんな憧れの場へ、ついにワンマンで立つことになりました。ただし、ワンマンで立つことが目標ではなく、そこで何を見せるかが大切なように、これからの時間を上手く使いながら、最高の空間を作り出せるようにがんばります。
かなた。 バンド自体も、海のように深く綺麗で鮮やかでキラキラしているように、8月3日のワンマンでは、みんなの心をザブンッと飲み込みますよ。
Taki. 誕生日にワンマンが出来るって嬉しいですね。その日「最高の景色を高田馬場AREAに作りあげること」が、僕への何よりもの誕生日プレゼントになるので、ぜひ、観に来てください。この日のワンマンでは、「その先のパスホリ」の姿を示せば、パスホリの持ついろんな表情も見せてくように、多彩な魅力を持つパスホリを味わいに来てください。
SATsuki 何処よりも「なんまら(すっごく)」楽しいライブを見せてくからね。
TEXT:長澤智典