ヒグチアイ、大きな進化を遂げる2021年は「ミーハーでいたい」ーー舞台初出演、レコード会社移籍、環境の変化のなかで感じた想いとは
年間150本以上のライブを行いながら、自主制作CDも販売して、2014年にファーストアルバム『三十万人』を全国リリース。2016年にはメジャーデビューして、2020年は初のベストアルバム『樋口愛』も発表した彼女。2021年の今年は本格的に大きく動き出そうとしている。2021年3月末から5月3日(月・祝)まで、中山優馬主演のシンフォニー音楽劇『蜜蜂と遠雷~ひかりを聴け~』に出演して神奈川、大阪、福岡と回り、レコード会社もポニーキャニオンへと移籍して、吉田羊・國村隼主演ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系)エンディングテーマ「縁」も4月16日(金)に配信リリースされた。確実に良い風が吹いている話題を耳にするので話を聞いてみると或る意味予想通りだが、本人は全く浮かれる事が無く、逆に驚くくらいに慎重に向き合っていた。だが、このインタビューを読んでもらったらわかるように、しっかりと彼女は変化しながら、ゆっくり確実に前へ進んでいる。もう彼女の事を何も心配する事は無い。ようやく遂に、この圧倒的な才能が大衆的に知られようとしている。後は、わくわくしながら彼女の活躍を見守るだけ。今の状況が何よりも嬉しい。