吉澤嘉代子 “青春”をテーマに掲げ、みずみずしさと成熟とを感じさせる最新EP『若草』の充実ぶりを紐解く
吉澤嘉代子の新しいEP『若草』がいい。“青春”というテーマを高々と掲げ、青春時代の喜びと切なさとわけのわからなさを、色鮮やかな風景と感情に託して歌う全6曲。それはデビュー当時を思い起こさせるみずみずしさと、来年にデビュー10周年を控えた成熟と、どちらも感じさせる充実の一枚。君島大空、Mom、ハマ・オカモトをはじめ同年代ミュージシャンの起用もばっちりハマった。楽曲について、青春について、そして2024年のお楽しみについて、走り続ける吉澤嘉代子の“今”を確かめてみよう。