ネーネーズ

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「ネーネー」とはウチナーグチ(沖縄口=沖縄の言葉)で「おねえさん」のこと。
それぞれが島唄の名手であった古謝美佐子/吉田康子/宮里奈美子/比屋根幸乃の4人を知名定男がプロデュースする形で90年に結成。沖縄音楽専門のインディー・レーベル<ディスクアカバナー>の第1弾としてアルバム『IKAWU』(91年)でデビューを飾り、2作目『ユンタ』(92年)よりメジャーに移籍。本拠地である沖縄県宜野湾市の民謡酒場「島唄」での地道な活動はもとより、国内外で多くのライヴをこなし、94年には初のヨーロッパ公演も実現させた。95年末に古謝が抜け、翌年、當眞江里子が加入。そして99年11月14日、渋谷公会堂での「さよならコンサート」で惜しまれつつ解散した。そのときの模様は『オキナワ〜メモリアル・ネーネーズ〜』(00年)に収められている。
沖縄には多くのガールズ・グループが存在するが、前述のように、円熟した唄者で構成されワールドワイドな成功まで果たしたネーネーズは、稀有なグループだ。高度な歌唱力と知名の絶妙なプロデュース・ワークが相交り、りんけんバンドと共に"オキナワン・ポップ"なる新ジャンルを確立させたパイオニアである。98年、英国のタルヴィン・シンのヒット曲「O.K.」で大々的にフィーチャリングされ、世界のクラブでネーネーズの歌声が流れたという事実などは特筆すべきだろう。
なお現在は、小山良子/伊計季代花/宮城江利奈/平田桂子の4人が「二代目ネーネーズ」として、民謡酒場「島唄」で活躍している。

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