ゲイシャ・ガールズ

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ゲイシャ・ガールズゲイシャ・ガールズ

『ガキの使いやあらへんで!!』において、松本人志が思いつきで発した軽い一言から、95年に全米デビューが実現してしまったゲイシャ・ガールズ。坂本龍一とテイ・トウワがプロデュース、トミイエ・サトシがリズム・アレンジに参加したことは御承知でしょう? 当時放映されたライヴ映像では、バタ臭い芸者に扮してえげつないラップを繰り出すKen&Sho(ダウンタウン)、MC-202をいじる教授、ターンテーブルを前にしたテイの雄姿が奇妙に同居。今思えば、なんとゴージャスな狂演だったことか! 巧みに練り上げられた緻密なサウンドと抱腹絶倒ネタに感涙失禁。これは、音楽界の秀才とお笑い界の奇才のヴォルテージがピークに達した瞬間をとらえた歴史的功罪である。
プロジェクト結成からアルバムの完成に至る過程は『ザ・ゲイシャ・ガールズ・ショウ 炎のおっさんアワー』(幻冬舎刊)に詳しく記されているのでお読みなさい。