キャプテン・ヘッジ・ホッグ

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    キャプテン・ヘッジ・ホッグキャプテン・ヘッジ・ホッグ

    カリスマ・イベントと化した『デビロックナイト』(99年)でのステージ・アクトや、00年に敢行されたバック・ドロップ・ボムのツアー・サポートによって、一気にその名を高めたキャプテン・ヘッジ・ホッグ。彼らは97年、自主レーベル「MILK TANK RECORDS」の設立と共に1stアルバム『CHEST』でデビューを果たした。その後、エモーショナル魂が炸裂しまくる『BONANZA』、01年には、ハスキング・ビー のレオナに「夢の珍獣ドリームマッチ!! 」と言わしめた「WXY」(BEAT CRUSADERSとのスピリット・シングル)を発表。
    3ピースと感じさせないパワフルなバンド・アンサンブルは、メロコアとパワーポップの間を行き来し、楽曲を強烈に際立たせている。なかでも「泣き」の要素をもったメロディ・ラインの格別さは、他のメロコア勢から群を抜いており、多くのリスナーに支持される大きな理由のひとつと言えるだろう。また、ライヴにおけるSHINOBU WATANABE(vo&g)のとぼけたor天然ボケなMCも近頃磨きが掛かり、現場は奇妙な笑いに包まれている。
    惜しまれつつも、02年7月、10年に渡る活動に終止符を打つ。