カーネーションが6作目で辿り着いた『a Beautiful Day』はロックバンドならではのマナーに大衆性を融合させた傑作
11月17日、カーネーションの18枚目のアルバム『Turntable Overture』がリリースされた。当コラムではそのカーネーションの名作を紹介する。最初期にアバンギャルドな趣向も見せたことで“和製XTC”との異名もあったバンドだが、この『a Beautiful Day』を前後の『EDO RIVER』『GIRL FRIEND ARMY』からポップさを解放。彼らからの影響を公言するアーティストも少なくない、今や日本のロックシーンに欠かせないバンドと言っていい。